最近夕方には蜩が鳴きまだまだ気温は暑いのに気分的には涼しげに感じます。
夕日が綺麗な空に蜩の鳴き声は風景も音も心地好く感じます。
一昨日の夜の事。
家に帰ると何だか凄く良い香りが外に広がっています。
そう『月下美人』の花が咲いていました。
皆さん知っていますか?
この花は夜に咲きしかも一晩だけ。
朝になるともうその命は終わり。
また次に蕾をつけるには時間がかかります。
なので、咲いている時間に会えるのは貴重なのです。
ということは、この日は仕事を終えギリギリ夜のうちに帰れたという事ですね(笑)
ひとつの花はとても大きく凄く柔らかい香りがします。
でも、何だか不思議なのです。
このお花は、今は亡きうちのお祖父さんが植えたもの。
植えたばかりの頃は咲かない年もあるくらい。
しかし、お祖父さんが亡くなりその次の年から毎年同じ時期に7つか8つ咲くのです。
偶然だとは思いますが、姿はなくてもそこに存在がある気がします。
命あるものいつかはその命は亡くなる時がきます。自分も含め。
しかし、自分が知る命は生きている限り忘れてはいけないのだと思います。
動物の命ももちろん。
闇の中で誰にも知られる事なく亡くなっていく命ではなく、太陽の光を浴び風を感じ走り回る。
そして、そんな当たり前の事が生きている証拠。
その姿を私達はちゃんと目で見てそこにある命を感じなければ。
色んな命があるけれど生きるものとして皆同じ命。
感じ方はそれぞれ違うけれど大切にしたいものですね。
kayo